カワセミの番組

白パンダ

2006年05月30日 12:42

5/28の夜、NHKアーカイブス

 「カワセミ見ましたか~10万人がつくった生物地図~」
 1985年(昭和60年)4月7日放送


の再放送がありました。


         NHKのHPより

生物地図は、全国を1平方キロメートルの網の目に分け、動物40種、植物30種の有無の分布を示す地図で、番組は日本の自然環境の現状を分析し各地の生物の実態をリポートしたものでした。

その中のひとつの話題がカワセミでした。


          NHKのHPより

放送では、幻の鳥といわれたカワセミが、町で見られるようになってきたと言っていました。
そうです。私がカワセミを見たのも街中の交通量が激しい道路沿いでした。(絵は使いまわし)


番組では、町の水が澄んできてカワセミが空中から魚を見つけられるようになったとも考えられるし、カワセミが都会に適応してきたともいえる、と言っていました。

町でカワセミを見たという主婦の方の言葉です。何やら自分を見るようでした。

 これまで、カワセミは図鑑でしか見たことなくて、
 山の中の清流にしかいないと思っていました。
 ふと見ると、きれいな瑠璃色の鳥がいて、
 最初はインコか何かと思っていた。
 そしたら飛び立って何か空中で静止して、
 一気に水の中に飛び込んだのを見て、
 「わーカワセミだ」と思いました。


その他にも、在来種を大切にしている女性が自宅で管理しているムラサキシキブ。とてもきれいでした。

生物地図では、タガメやオミナエシなど、意外とたくさん分布している。分布図だけ見ると、なんだ、大丈夫ではないか、とも思いましたが、一匹一本でもあったら印が付く。それでは強い外来種などが増えたらおしまいです。

調査した人は、子供、大人合わせて10万人。それだけ多くの人が、大切に思う気持ちを持っているということでしょうか。
放送ディレクターは、調査に関わった人々と自然との関わりを描きたかったのだそうです。

放送で見たカワセミの各シーン、美しくてうっとりでしたぁ。
多くの人たちが自然を守っていく努力をしているのだなあ、と感慨深いものがありました。

関連記事