雨水物語①
自然に立ち向かう
むかし、雨は地面にしみて、しみなくなったら土の水路から川に流れていきました。
草で覆われた川は、地形に合わせて蛇行し、ゆっくりと流れていました。
それでも、ときおり川は氾濫し、人は考えました。
たくさんの水を流すことができるように・・・。
川を広くするには土地がいる
コンクリートで覆って流れを早くしよう
そうすれば幅を変えずにたくさんの水を流すことができる
曲がったところで川は氾濫する
それなら真っ直ぐにしよう
こうして人は、川をコンクリートで覆い、流れを変え、自然に立ち向かうことを選択しました。
つづく
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