最後の雅楽前日

白パンダ

2007年04月18日 12:39

とうとう最後の雅楽演奏のときがやってきました。

思えば一昨年前の秋、わけも分からず手渡された笙に戸惑い、普段使うことのない手の動きに指がつったあの日が始まりでした。



そして今回、最後はすばらしい演奏をするぞと気合を入れて臨んだ練習でしたが、な~んと私を含めた笙の二人以外、演奏者総入れ替え。

これまでは、地区ごとにずらして新人に交代するようになっていたのが、最近任期が延長されたりして、7人が同時に新人となってしまったようです。

で、練習はどうかといえば・・・・・

龍笛のシュ~シュ~っと空気が漏れる音に包まれ、篳篥の突拍子もない音に驚かされ、いやはや、自分も最初の時は無我夢中でわからなかったけど、当時の自分を見るようで辛かった。

そんなことで、いつもは脇役の私たち笙二人が、今回はみんなに合図しながら演奏をひとつにまとめるように、と宮司さんからお達しが・・・

ところで、私を含めた笙二人は今回で最後となりますが、もう一人の笙は後任が見つからず、早速町内会長さんからあと二年の延期を頼まれたそう。なんとその彼、昨日my笙を持参してきました。お値段約10万円也。密かに購入していたようですが、それが通じたかのような任期延長となりました。

 笙・トランク付


正直言うと、私も嫌いではないです。が、若い衆が順番にお役目を果たさなくてはいけません。涙を呑んで、次の人に譲ります。

が、まだ私の後任も決まっていないとのこと。後任が見つかるのか心配する気持ち半分、続けられるのを期待するのが半分です。

さて明日の本番、頑張るぞ~

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