最後の雅楽演奏
今日、神社にて最後の雅楽演奏をしてきました。
心配していた雨も夜のうちに上がり、穏やかな日が差し込む中、私たち雅楽奏者は本殿に入りました。
外の世界とは隔離されたような独特の雰囲気を感じさせる本殿の中も、今回ばかりは、鳥の鳴き声、木々のざわめきに耳を傾ける余裕もなく、ピリピリしたものでした。
そう私は、今日初めて宮司さんから演奏の合図を受ける役を仰せ付けられ、合図の目配せを見逃さないように、私は笙を吹くと同時にひたすら宮司さんを凝視するのです。
式での演奏は計4回。2回目、3回目になると、みんな落ち着いてきたのか、演奏しているのが越天楽だと分かる程度に奏でられています。私も、宮司さんからの演奏の合図を見逃さず、無事みなに伝えていました。
調子いいぞ~、さてあと一回だぁ、と思っていたら・・・・
あれっ、もう終り?
終わったとたんどっと疲れがでたような、ホッとしたような気分でいる私に、隣から一回少なかったんじゃない?と一言。あ~、やっぱり一回見落としてしまいましたぁ。
式のあと、私の後任が決まったとの話を聞き、私の雅楽のときは、
最後まで気を抜くな
奢るな
初心忘るべからず
調子にのるな
などという教訓を私に残し、ひとまず幕を下ろしたのでした。
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